Guestbook Archive

以前に寄せられた投稿をまとめて表示しています。

(無題)  投稿者:管理人  投稿日:2009年 3月27日(金)17時40分50秒

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090322/acd0903220812002-n1.htm

先日ご紹介した評伝の書評が出ています。
「あの塚本にも青春があったのか」と話題になっているようです。
管理人は未読ですが。



評論  投稿者:管理人  投稿日:2009年 2月 8日(日)19時52分39秒

以下の評論が出版されます。ご興味のある方はどうぞ。
「塚本邦雄の青春」

楠見朋彦/著
書籍紹介: 生涯に24冊の歌集とおびただしい小歌集、小説・評論・句集を遺した現代短歌の極北にそびえる歌人・塚本邦雄。だが、『水葬物語』でデビューする以前の青春時代は謎に包まれていた。故郷の近江で暮した幼少期、戦時下の呉で短歌に目覚めた青年期、鮮烈なデビューを果す前の習作期-気鋭の小説家・楠見朋彦が知られざる素顔に迫る書き下ろし評伝。

出版社名:ウェッジ
発行年月:2009年2月
ISBNコード:978-4-86310-041-1(4-86310-041-8)



評論  投稿者:管理人  投稿日:2009年 1月 8日(木)20時12分45秒

http://mainichi.jp/enta/book/news/20090107dde018040066000c.html
詩の力 (新潮文庫) 吉本 隆明 (著)

こういう本が出版されるようです。
管理人は、この著者は、お嬢様同様、あまり好みではないのですが、お好きな方はどうぞ。



眩暈  投稿者:管理人  投稿日:2008年11月24日(月)10時15分9秒

http://tokiwadaikyoukai.com/modules/yomimono/index.php?page=article&storyid=57
こちらに、塚本とキリスト教に関する記事があります。
長崎列福式の日を記念して。



松岡先生  投稿者:管理人  投稿日:2008年11月24日(月)09時33分51秒

松岡正剛氏の著作に、先生の作品に関する記事がありました。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1270.html

私淑というか、天辺で棗が熟れているような、面白い文章ですね。



朗読  投稿者:管理人  投稿日:2008年10月26日(日)08時14分27秒

こちらの記事に、朗読CDが紹介されていました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200810180049.html

『現代短歌朗読集成』(同朋舎メディアプラン)
http://www.media-sk.co.jp/museumshop/cd_tape/tanka/index.html
監修・解説/岡野弘彦・篠 弘・岡井 隆・馬場あき子・佐佐木幸綱

好評発売中!
与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋から俵万智まで1010首を収録。
現代短歌を代表する歌人52人が、自作を朗読する貴重な肉声を聞ける、
歌人、短歌愛好家はもちろん、日本文学に関心を持つ方々必聴です!!

1977年に大修館書店より刊行され、大きな反響を呼んだ「現代歌人朗読集成」は、与謝野晶子や斎藤茂吉をはじめ、明治から昭和にかけて活躍した歌人33人が自作を朗読している貴重な肉声を収録し、“朗読の代表作”としてゆるぎない評価を受けてきました。活字でしか触れることのなかった短歌を詠んでいる作者の声は意外性に富み、まるで歌に魂を宿すかのように鋭く、時には物憂い声で、高低や緩急をつけながら聴く者に迫ってくるようです。

短歌愛好家の間で長らくその復刊が渇望されてきましたが、このたび旧版で収録されていた歌人はもとより、俵万智、穂村弘といった現代を代表する歌人20人の自作朗読を追加収録し、監修者による新たな解説を付し、「現代短歌朗読集成」として刊行いたしました。この機会に明治から今日まで、およそ100年にわたる文学史に刻まれた輝かしい偉業を、高品質な音源で味わってみてはいかがでしょうか。

収録歌人一覧(50音順)
現代短歌史の礎を築いた巨星の肉声がここに甦る!
太田水穂/尾上柴舟/鹿児島寿蔵/春日井 建/北原白秋/木俣 修/
葛原妙子/窪田空穂/窪田章一郎/五島美代子/近藤芳美/斎藤 史/
斎藤茂吉/佐佐木信綱/釈 迢空/高安国世/田谷 鋭/
塚本邦雄/坪野哲久/寺山修司/土岐善麿/前 登志夫/前川佐美雄/
前田夕暮/宮 柊二/武川忠一/山中智恵子/与謝野晶子



研究所  投稿者:管理人  投稿日:2008年 8月 1日(金)09時00分46秒

こちらの著書が発売されています。

◇岩田正・著『塚本邦雄を考える』

「戦争」「父」「音楽」「美」「愛」など20のテーマから鋭敏な感覚の塚本の歌を丁寧に読みこむ。「近代的自我とその存在の意味」を明らかにし塚本の全貌に迫る。「歌壇」連載の評論。(本阿弥書店・1575円)

書  名  塚本邦雄を考える
出版社 発行所=本阿弥書店
著  者 岩田正
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)
発行年月 2008年7月
判型 B6
ISBN 9784776805144

内容:
初期塚本邦雄;塚本邦雄と若もの;塚本邦雄と戦争;塚本邦雄と祖国・日本;塚本邦雄とキリスト;塚本邦雄と男;塚本邦雄とスポーツ;塚本邦雄と馬;塚本邦雄と死;塚本邦雄と怒り;塚本邦雄と平和・平和祭;塚本邦雄と音楽;塚本邦雄と帝王学;塚本邦雄と無頼;塚本邦雄と美学;塚本邦雄と短歌;塚本邦雄とナチス;塚本邦雄と愛;塚本邦雄と危機意識
http://mainichi.jp/enta/art/news/20080720ddm014070042000c.html



追悼  投稿者:管理人  投稿日:2008年 4月13日(日)20時12分47秒
http://www.asahi.com/culture/news_culture/OSK200804060024.html
謹んで前登志夫先生のご冥福をお祈り申し上げます。



追悼  投稿者:管理人  投稿日:2007年12月22日(土)18時17分5秒
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/66164.html

謹んで菱川先生のご冥福をお祈り申し上げます。



対談記事  投稿者:管理人  投稿日:2007年12月 2日(日)11時58分49秒

朝日新聞に以下の記事が掲載されました。
岡井隆と笠原芳光の両氏による、塚本の宗教観を巡る対談です。

http://www.asahi.com/kansai/kokoro/taidan/OSK200711020008.html



歌集出版  投稿者:管理人  投稿日:2007年10月15日(月)09時55分5秒

こちらの書籍が発売されています。

塚本邦雄歌集
現代詩文庫
著者:塚本邦雄
出版社:思潮社
ページ数:158p
発行年月:2007年10月
ISBN:9784783709633



研究書  投稿者:管理人  投稿日:2007年 5月 3日(木)11時18分3秒

こちらの書籍が発売されています。

斎藤茂吉から塚本邦雄へ
五柳叢書 88
五柳書院

坂井 修一 著 五柳書院 版
2006年12月 発行 ページ 214P サイズ 四六判  2,100円(2,000円+税)
ISBN 978-4-901646-10-9 (4-901646-10-9) C-CODE 0395 NDC 911.162



関連情報  投稿者:管理人  投稿日:2006年12月16日(土)15時33分22秒

塚本邦雄の生誕-水葬物語全講義
菱川善夫著作集 2

菱川 善夫 著 沖積舎 版
2006年12月 発行 5,040円(4,800円+税)
ISBN 4-8060-6617-6

こちらの評論が発売されます。



講座  投稿者:管理人  投稿日:2006年 5月16日(火)10時54分22秒

以下、引用します。
http://www.asahiccsap.com/
「朝日カルチャーセンターさっぽろ」より
http://www.asahiccsap.com/lectures/scanlec.php?t=hishikawa&l=gendaitanka&c=knowledge

現代短歌―塚本邦雄の宇宙
菱川善夫

hishikawa 「塚本邦雄代表歌五百首」の鑑賞を通し、一年間、塚本邦雄の世界に挑戦します。塚本は何を破壊し、何を創造したのか。その問いを明らかにするためには、読む側にも相当の批判力と野心と忍耐が要求されます。今期は前衛短歌の運命を決定した作品群を対象とします。緊張を強いられますが収穫も大きいはずです。
講師プロフィール

[ 北海学園大学名誉教授 ]
北海道大学大学院修了。歌壇有数の理論家として活躍。著書に『現代短歌・美と思想』、『飢餓の充足』ほか。



茂吉文学賞  投稿者:管理人  投稿日:2006年 3月15日(水)13時33分51秒

以下のニュースがありました。塚本先生に関する記述もあるそうです(未確認)

茂吉文学賞に三枝氏の歌論 公平な論述評価
斎藤茂吉短歌文学賞運営委員会は8日までに、第17回文学賞に、神奈川県川崎市麻生区在住の歌人三枝昂之氏(62)の歌論「昭和短歌の精神史」(本阿弥書店)を選出した、と発表した。
「昭和短歌―」は、第二次世界大戦中の斎藤茂吉や近藤芳美、塚本邦雄ら歌人たちの暮らしぶりを記述。戦時中に残した作品についても論評している。運営委員会は「偏らない態度で、公平に観察・論評している。叙述の方法も平明で分かりやすい」と選考理由を挙げている。

三枝氏は早大卒。1992年に歌誌「りとむ」を創刊し、現在発行人を務めている。98年に「甲州百目」で第3回寺山修二短歌賞を、02年には「農鳥」で第7回若山牧水賞を受賞した。
表彰式は5月14日、上山市体育文化センターで行われる。

2006年03月08日水曜日 河北新報より



短歌年間  投稿者:管理人  投稿日:2005年12月 9日(金)18時40分57秒

短歌研究の今年の年鑑の特集は、

特集● 2005歌壇展望座談会 塚本邦雄氏が切り拓いた新しい地平の現在
「カフカ忌の無人郵便局灼けて頼信紙のうすみどりの格子」
■句割れ、句跨りによる短歌の造形性の回復
■美の毒がリッチなスパイスに、武器が道具に、変わるまでの短歌界の成熟史
出席者●佐佐木幸綱/小池光/永田和宏/小島ゆかり/穂村弘/

だそうです。
「このような句割れ、句跨りの表現はできるだけ避け、定型を大事に表現してくださいね」と歌会で先生から注意されたような記憶が・・・はるか昔のことなので、もう忘れかけていますが・・・。
いや、きっと気のせいですね。すいません。
URLはこちら。
http://www.mmjp.or.jp/TANKAKENKYU/0512.htm



特別公開講座  投稿者:管理人  投稿日:2005年12月 5日(月)14時09分13秒

岡井さんの特別講座だそうです。お近くの方はいかがでしょうか。

朝日カルチャーセンター
千里センター  特別公開講座

塚本邦雄の仕事 岡井隆が選ぶ 塚本秀歌ベストテン(公開)

No.2115111
■講師 歌誌「未来」編集・発行人 岡井  隆
■曜日時間期間 12/17(土)  15:00~17:00
■受講料 会員  3,000 一般  3,200
■講座の内容
今年6月に塚本邦雄が亡くなってから、雑誌、新聞、著書の中で、さまざまな塚本邦雄論があらわれました。塚本氏の歌や存在がどんなに大きなものだったかをあらためて考えさせられます。この講座では、そうした各氏の塚本論を踏まえながら、塚本短歌の精髄ともいうべき代表歌を抜き出してお話ししてみようと思います。時代と共に、歌の読み方も変わっていくのでありますから、現在に即した新しい読み方ができればよいが、と考えています。
http://www.asahi-culture.co.jp/cgi-bin/lecturetable.cgi?mode=info&id=1745



ありがとうございます  投稿者:管理人  投稿日:2005年 9月29日(木)18時37分37秒

岸田様、ご連絡いただきまして、ありがとうございます。
入谷の福島先生に宜しくお伝えくださいませ。月光では大変にお世話になりました(笑)
盛会になると良いですね!



10/3.4.5 塚本邦雄に捧げる 短歌絶叫コンサート  投稿者:オレペコきっしゃん  投稿日:2005年 9月29日(木)15時14分51秒
Remote Host: NWTfa-01p4-94.ppp11.odn.ad.jp,

管理人様 はじめまして。オレペコ企画の岸田コーイチと申します。
今年6月に逝去された歌人 塚本邦雄、昨年5月に逝去された歌人、春日井建 そして寺山修司・・・
彼らに捧げた福島泰樹の短歌絶叫コンサートを10月に決行します。是非お越し下さい。

福島泰樹短歌絶叫コンサート
望  郷
塚本邦雄よ春日井建よ、寺山修司よ!

出演
福島泰樹  (短歌絶叫)
島田 篤  (ピアノ)
柴田奈穂  (ヴァイオリン)
岸田浩一  (ギター・パーカッション)

10月3日(月) 名古屋 今池 TOKUZO
(地下鉄今池駅10番出口より、今池交差点を左に曲がり、 2本目を左に入ってすぐの青い建物)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 052-733-3709
TOKUZO HP http://www.tokuzo.com/

10月4日(火) 京都 磔 磔
京都市下京区富小路仏光寺下がる (阪急河原町駅11番出口より富小路通り下る、徒歩5分)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 075-351-1321
磔磔 HP http://www.geisya.or.jp/~takutaku/

10月5日(水)大阪 新世界 ココルーム
大阪市浪速区恵美須東3丁目4番36号  フェスティバルゲート4F (地下鉄動物園前駅直結)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 06-6636-1662
ココルームHP http://www.kanayo-net.com/cocoroom/

「高橋和巳 寺山修司 春日井建 わが弔いの五月ゆくべし
レオナルド・ダ・ヴィンチ邦雄嬌差の
誰かゆくべし獅子王の歌」

初めて自作の短歌を朗読したのは1970年3月、処女歌集『バリケード・一九六六年二月』の出版記念会の席上でした。以来35年、「歌謡の復権・肉声の回復」をスローガンに、全国(海外各地)1000を優に超える過激なステージをこなしてまいりました。
「望郷」初演は、1984年6月、東京池袋西武スタジオ200。石塚俊明、菊池雅志らのミュージシャンと出会ったのもこの時でした。興奮した筆致で私は、書き殴っています。
頓挫した歌への意志を
受け継ぐ者、
それは私だ。
願わくば寺山修司よ
われらが魂の絶叫に涙してくれ
翌春、熊本での公演「望郷」で永畑雅人がメンバーに加わり、今日のスタイルを完成させました。以後「望郷」は、東京澁谷ジァン・ジァンを中心に毎年各地で開催されてきました。
さて今回の、名古屋、京都、大阪での追悼公演は、関西を中心に活躍するメンバー「青い花」とのセッションです。昨年五月、(三島由紀夫から「現代の定家」と称えられた『未青年』の歌人)春日井建を喪った悲しみは深い。追悼歌「青い花」、ついで歌集『月光忘語録』(砂子屋書房)をその魂魄に献じました。そしてこの六月には、前衛短歌の、否、現代短歌の父ともいうべき歌人(うたびと)塚本邦雄が逝き、微笑する遺影へ「弔辞」を奉呈した私は、「獅子王の歌」百首を霊前に献じました。
絶叫版「青い花」(作曲・岸田浩一)、「朝の水」(作曲・島田 篤)、「父へ」(作曲・島田 篤)、「獅子王の歌」(作曲・柴田奈穂)等の新曲を以て、わが哀哭の情(こころ)に代えたいと思います。
2005年8月6日  福島泰樹
http://www1.odn.ne.jp/orepeko/



短歌研究  投稿者:管理人  投稿日:2005年 9月28日(水)09時15分52秒

http://www.mmjp.or.jp/TANKAKENKYU/0510.htm
「短歌研究」10月号は
特集● 追悼・塚本邦雄 現代短歌が塚本邦雄から獲得した発想と技法
だそうです。

・・・先生が、歌会で、我々の句跨りの作品を批評されて、「定型を大事に」とおっしゃっていたことを思い出します。形ばかり真似してゴメンなさい・・・。
山川呉服店を探してみますね。



特集号その2  投稿者:管理人  投稿日:2005年 8月22日(月)17時56分36秒

8月25日発売の角川書房「短歌」9月号は塚本邦雄特集号となります。
同日発売の短歌研究社「短歌研究」9月号は特集「塚本邦雄追悼特集 その2」思い出と秀歌鑑賞を掲載。

また何かありましたらご報告します。



特集号のお知らせ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 8月22日(月)17時31分48秒

・・・思潮社のHPを見たら目まいがした管理人です。

塚本邦雄の宇宙-詩魂玲瓏
現代詩手帖特集版
塚本邦雄の宇宙-詩魂玲瓏
著者/訳者名 : 齋藤 愼爾 責任編集 塚本 青史 責任編集
出版社名 : 思潮社 (ISBN:4-7837-1861-X)
発行年月 : 2005年08月
価格 : 2,520円(税込)

こういう特集号が出るそうです。
詳しくは玲瓏さんに聞いてください。管理人は未確認です。



最近はスゴイのね  投稿者:管理人  投稿日:2005年 8月 1日(月)18時56分48秒

座談会の記事、私も拝見しました。久々に書庫から中井英夫の「黒衣の短歌史」を引っ張り出そうかと想いました。なつかしいわ!
それより何よりびっくりしたのは、巻末の横組みのよくわかんない記事です。
↓の座談会の先生が選考、指導?しておいでのようですね。
あれがケータイ短歌なのか・・・。

いやー足洗って久しいからなあ。



ホイ、補遺  投稿者:数寄散人  投稿日:2005年 8月 1日(月)18時23分1秒
Remote Host: ntgifu034121.gifu.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp,

件の『短歌研究』座談会の中に、以下の如し発言載りてあり。

佐々木「窪田章一郎先生は、塚本邦雄は、歌詠みじゃなくて、歌作りだという言い方で批判しておられた。歌は詠むもので、作るものじゃない、というようなね。山本健吉さんも批判的だったな」
馬場「それでいつだったか、くだけた座で私がね、塚本邦雄も認めなきゃいけないって話したらね、そばにあった紙を丸めてパーンと投げつけられてね、『君も言うか!っ』て叱られたもの。それでもうびっくり仰天して。」
穂村「そこまで・・・・・」
佐々木「あの年代からはものすごい反撥があったんだよね。」
岡井「そうだね。僕みたいに近藤芳美さんに反抗していた人間はもうはじめから覚悟していたからいいけど、だけどやっぱり、目の前に置いて言うんだよ『君、塚本邦雄のどこがいいんだ!』って本当に、本をパーンと机に・・・・」

まぁ、客観的事実として以上の如くありたるものならんや。されど塚本邦雄氏が在りしゆえにこそ、余の如き通俗凡人をして律の魅力に魅入られせしめたることは云うを待たず。



ありがとうございます  投稿者:管理人  投稿日:2005年 8月 1日(月)14時49分35秒

ユリイカってまだやって(略)
ありがとうございます!さっそくブログを拝見しました。石井さまとおっしゃるのですね。

余談ですが、先日ウチの家族がご近所の会合に出たら、趣味で短歌をたしなむという御仁がいらっしゃって、「塚本先生が亡くなったんですって」と話しかけた家人に「ああ、あの前衛短歌なぞを書いている奴ね」とフッと笑われたそうです。
すいませんド田舎で。でもしばらく腹を抱えて爆笑してしまいました。このネタだけでドンブリ飯3杯は食えそうです(笑)
短歌界ってこんなもんなのかも知れませんねえ。いや別にだからどうだという事でもないのですが。



ユリイカ  投稿者:数寄散人  投稿日:2005年 8月 1日(月)10時04分8秒
Remote Host: pl1370.nas922.gifu.nttpc.ne.jp,

「八月号 雑誌の黄金時代」巻頭に歌人の石井辰彦氏が「歌人に寄す 塚本邦雄の訃に接して」との長詩を寄稿しておられるのを認む。

泣かせる詩でありたり・・。

尚、石井辰彦氏のブログは
http://yowatari.exblog.jp/ なり。
一度覗かれたし。では股。



ありがとうございます  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月29日(金)08時37分29秒
Remote Host: p1162-ipad205souka.saitama.ocn.ne.jp,

貴重な情報をありがとうございます。
また何か見つかりましたら、ぜひお教えいただくと大変に助かります。
しかし最近さっぱり結社誌や現代短歌雑誌を読んでないなあ自分。このお名前を見ても何が何やら↓



短歌研究  投稿者:数寄散人  投稿日:2005年 7月28日(木)20時13分49秒
Remote Host: ntgifu034121.gifu.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp, Time: 1122549229

八月号に小特集『追悼・塚本邦雄 特集(一)』あるを認む。

岡井隆、馬場あき子、佐佐木幸綱、穂村弘諸氏らの座談会が中心なれど、(一)とあるからには(二)、(三)と当然続きたることが予想されたり。

↓の「アフィなんじゃら」は、うまくいけばやはり「美味なる物」(オイシィもの)ではありませぬや?(笑)



雑誌情報  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月25日(月)16時04分12秒

放置気味で申し訳ございません。先生の追悼特集の掲載された雑誌について。
1.本日発売の角川「短歌」に追悼特集掲載。
http://www.kadokawagakugei.com/zasshi/tanka/index.html
2.短歌新聞 今月号に追悼特集。
http://www4.ocn.ne.jp/~tanka/
他にも発見次第ご報告いたします。

当サイトでアフィリエイトを開始いたしました。リンクからご利用ください。



日和下手  投稿者:数奇散人  投稿日:2005年 7月17日(日)11時09分44秒
Remote Host: ntgifu031101.gifu.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp,

人には自ずからその生活スタイル、ペースがあろうかと推察す。

それを無視した書き込みは傍若無人と言い換えても等しきものなり。
管理人様だけでなく、この地を覗いておる余の如し閑人におきても極めて不快なり。

何を思い書くのは勝手千万なれど、自らの地にてお願いいたしたく早漏。



耽美という言葉の気持ち悪さ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月15日(金)20時56分10秒

まああの短歌は元ネタが「多留保判男色大鑑」付録「稚児之草子」ですから。
いわゆる腐女子のライトノベルの類はもとより読むまでもありません。あれはマゾヒズムというより、性的な衝動の代償行為でしょう。
とすると、塚本にとってのイエスは、超自我としての父性よりも、イエスと言う青年のその崇高な自己犠牲へのシンパシーでしょうかね。
いずれにせよ、管理人にとっては限りなくどうでもいい事です。



マゾヒズム  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月15日(金)12時36分6秒
Remote Host: p023-dnb14yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・塚本さんのイエス像は、千変万化します。
・要素に還元して数え上げることはできるかもしれませんが、あまり実のあることだとは思えます。
・果実を絞って栄養素を分析しても、おいしい味はもう消えてしまっています。
・「異教徒としての聖書」のもう一つの問題が、マゾヒズムでしたね。
・塚本さんとイエスとの関係には、マゾヒズムと呼べる者があると思います。
・『麦芽昏睡』の「神を求めつつ裏切られる、否裏切られるために神を求める」という行為には、背後にマゾヒズムが潜んでいると言えると思います。
・塚本さんは、その「いたましさに共感」できる人でした。
・管理人さんの短歌の主題も、男性と男性との情死に至るまでの愛でしたね。
・マゾヒズムという主題に共通性があるわけです。
・私は塚本さんの短歌よりも、現代を舞台とする「耽美」な小説に、女性へのマゾヒズムの感情を読みます。



来たれ異教徒の救い主よ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月14日(木)18時19分49秒

ははは。宗教談義をしていましたら、この頁の下のGoogleのアドセンスが「キリスト教」になっていました。次は「メンタルヘルス」の広告が載るかも知れませんね。
管理人は個人的に、宗教全般に強固な偏見を持つ人間ですので、お話が噛みあわない部分もあるかと思いますが、どうかご容赦願います。

太宰の「駆込み訴え」や、ミュージカルの「ジーザスクライスト」ではありませんが、旧約世界の持つアニミズムの要素が、新約の世界で巧妙に感情論(例:ユダとイエス)に摩り替えられた感がありますね。だからカトリックには同性愛の要素が強いのかも知れません(失礼)。
ヘブライ民族の伝承をなぜ他の民族までもが信奉せねばならんのか、という管理人個人の疑念はまあ置いといて。斯様な「世界の多様性」への拒否反応が、あるいは昨今のダルフールの虐殺や宗教問題の戦闘やテロの遠因なのかもしれませんね。

お話が脱線しました。塚本にとって「ナザレ生まれの青年イエス」とは如何なるメタファーなのでしょうか。
例1.「荊冠伝説―小説=イエス・キリスト」のような青年群像としてのイエス
例2.日本古来の土着文化の対岸としての「西洋文化」
例3.塚本個人の幼児体験に基く郷愁的世界、失われた父性への憧憬
例4....
まあ、他人がどうこう言う問題ではないかも知れませんね。忘れてください(笑)

先生が評論を書かれた女流歌人、葛原妙子は、確かその晩年に洗礼を受けて亡くなったと記憶しております。塚本先生は、ついに洗礼を受ける機会はありませんでしたが。
後で私の塚本書庫(というものがあるのです)を開いて、笠原氏の著作を読み直してみますね。



逆信仰者・2  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月14日(木)08時58分10秒
Remote Host: p032-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・少し補足します。
・処女作を『水葬物語』として、その中にキリスト教的な風俗を探るならば、白秋の『邪宗門』に類似した世界があるという管理人さんの意見に賛成なのです。
・ただ岡井隆さんの『辺境よりの注釈』の中に、塚本邦雄のキリスト教文化圏に取材した短歌を「カトリシズムからの転向者の歌」とする意味の発言がありました。(手元に本がありません。遠い記憶で書いています。)
・それに、違和感があったのです。
・転向者というからには、カトリックの信者であった時期があったはずです。
・岡井さんは塚本さんから、いまだ一般に公開されてはいない信仰の経験を、聞いていたかもしれません。
・しかし、その時期はなかったのではないかというのが、僕の予想なのです。
「キリストにかつても今も関わりはない。もとより神、唯一神を信じたこともない。私が会つたのはナザレ生まれの青年イエスであった。」「麦芽昏睡」同上261頁
・1972年の、この調べの高い断定を信じているということなのです。
・この文章を読むと、すでに『逆信仰者』としての信念を固めた塚本さんがいます。



逆信仰者  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月13日(水)17時55分44秒
Remote Host: p116-dnb04yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・『聖書』を読むことへの強い薦め。
・なるほど、そうであったのかと思います。
・話題が多岐にわたりますので、正しくお答えしているか自信がないのです。
・それでも、塚本さんと信仰の関係について私見を延べさせて頂きます。
・僕は塚本さんは、キリスト教の信仰者であったと考えています。
・異国への憧憬よりは、もう少し深いものがあったのではないでしょうか?
・管理人さんの判断の理由は、たとえば以下のような言葉にあるのではありませんか?
「ほとんど完璧とも思へる邦訳韻文体のバイブルは、私にとつてこの上なく美しい詭弁を鏤めた悲劇の書であり、おくれて出会つた旧約は絢爛たる悪意に彩られた異国の絵巻物であった。」
『眩暈祈祷書』(審美社・昭和48年)「麦芽昏睡」より。262頁
・「異国の絵巻物」という語句は、エキゾチシズムであると告白しているようです。
・しかし、上の文章は、すぐに次のように続きます。
「心傲りつつかつ魂まづしい私は聖書を通じてつひに信仰を得ることなく、他のいかなる古典にもたぐへやうのない詩歌の至美を感受してしまった。」264頁
・この後半からも、信よりは美の問題なのだなと思えます。
・しかし、同じ文章には次のような言葉もあります。
「神を求めつつ裏切られる。否裏切られるために神を求めるいたましさに共感することは、逆説すればやはり神に関わることであるかも知れぬ。」264頁
・笠原芳光さんが、「逆信仰」という言葉で見事に定義されていることです。
・詳しい証明は不要でしょう。
・塚本さんのアンビヴァレンスを伴う、信仰者としての姿勢は読み取れると思います。
・前の引用の「心傲りつつかつ魂まづしい私」という規定も、実は信仰者の用語によって反省されています。
・「魂」という単語は、風刺や皮肉によって選択されたのではない、重みを持っているように感じました。
・彼の生涯に渡る倫理的な姿勢と聖書との交流は、逆説的であっても信仰者であったという事実を証明していると思っています。
・少なくとも、イエスを信じていたとは言えると思います。
「キリストとイエスの間(はざま)激しきにあやまちてたそがれのひるがほ」
「てのひらの釘の孔もてみづからをイエスは支ふ風の雁来紅(かまつか)」



異教徒としての聖書  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月12日(火)21時59分4秒

「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事也」と断じたのは六百番歌合の俊成ですが、塚本先生は良く「聖書見ざる歌詠みは」と発言なさっていました。聖書と言っても、先生の言う聖書とは、日本聖書協会発行の舊活字体・文語訳の聖書に限るのですが。
私も子供の頃に、興味本位で新旧約を読破した経験がありますが、不信心者の悲しさか、旧約の延々と続く系図の描写にうんざりとした印象しか残っておりません。
先生の作品に表れる聖書の情景は、敬虔なるカトリックの厳格さと残酷さをもって描写されていたように思います。
確か、何かの著書で中沢新一氏が書かれていたと思うのですが、基督教の教理には、避け難い嗜虐性(被虐性=マゾヒズム)がある、という文章を読んだ記憶があります。この伝承(聖書)の持つプリミティブな残酷さと無垢さは、どこか先生の処女作の世界感と通ずるものを感じます。
先生の作品世界の根底にあるのは、日本の古典の素養とともに、このような、聖書を始めとする、(白秋的な)異教的世界への憧憬ではなかったでしょうか。

知った様な寝言を並べて申し訳ございません・・・。少しもお返事になっておりませんね。
よろしければ、これからも、気軽に書き込みにいらしてください。お待ちしております。



管理人さまへ。その3  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月11日(月)18時35分10秒
Remote Host: p042-dnb03yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・三度「見えないもの」。
・しつこくて、ごめんなさい。
・管理人さまの言葉は、僕に以下のクレドを連想させてくれました。
「使途トーマスは、復活して目の前に現れたキリストに、手の釘の痕に指をさし入れねば信じないといいました。ぼくはこの実証主義を嘉したいと思います。見えないものの透視と予感は、まず見えるものへの疑惑から始まるのです。日常の経験、常識的現実世界をただ信じる、幻視することを邪悪視するだけのリアリズムならば、日蝕を見て災厄の到来を予想するインディアンの方が、むしろ一歩進んでいると、ぼくは言いたい位です。目に見えるものすべて仮象であり、それは偽りの皮膜で覆われています。」(98ページ)
・この後に、「幻想の世界には一人の証人もいません。」という、あの文章が来ます。
・『玲瓏』での塚本さんの仕事は、教育者としての側面を持っていたでしょう。
・それは、美学であるとともに、倫理学演習(ものの見方、考え方として、哲学との境界線上にある)のようなものではなかったか?
・そんな気がしてなりません。
・『ヨハネ伝偽書』の「跋」も、聖書の宿命の女性たちを話題とする含蓄の深い人間論でした。
・塚本さんは、「目に見えるものすべて仮象であり、それは偽りの皮膜で覆われています」と繰り返して、後進を指導していたのでしょう。
・本当に、いろいろと勉強になります。
・添削を読み直してみます。
・ありがとうございます。



楽古堂さまへ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月11日(月)16時53分22秒

拙作をご覧いただき、ありがとうございます。玲瓏は、塚本先生の美学に賛同された方々の集いでしたので、やや特殊な「塚本語法」が使用されていたように記憶しております。(例:山川呉服店など)
他紙はいざ知らず、玲瓏では「見たものを(TVのニュース映像も含めて)そのまま歌わず、必ず自らの美のフィルターを通して表現するように」との先生のお考えが、会員の皆様の作品にも浸透していたようです。
私は現在は玲瓏から遠ざかった人間ですので、結社について一切意見できる立場に無いのですが、一日も早く、現会員の皆様の手により、玲瓏のオフィシャルサイトが作られる日を待ち望んでおります。
かつて松山俊太郎氏が、澁澤全集の記念対談の席上で、「薀蓄はその9割がでたらめだ」と発言したのを聞き、苦笑した覚えがあります。塚本短歌や、先生の有
名なマシンガン・トークや、松山氏の解題した小栗の作品のように、「過剰な美学」によってしか表現されえない世界観が、昨今の流行の短歌(携帯など)においては、敬遠されているような気がしております。

楽古堂さまの文章を改めて噛み締めながら、先生の著作を集めた書庫をふたたび開いてみようと思います。ありがとうございました。



管理人さまへ。その2  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月11日(月)08時51分33秒
Remote Host: p051-dnb14yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・もうひとつ。
・同じく「見えないもの」から。
「ぼくは短歌もまた、短歌以外のあらゆる芸術の教養のうえに開くべきは花であろうと信じています。諸芸術を巨視的に把握し、その諸相と使命と効用を体得して、しかもディレッタントや衒学家になることを拒絶した作家こそ、現代歌人たることの資格の、しかもミニマムの条件を備えたと言えましょう。ぼくは、たとえば、バッハにもバルトークにも雅楽にも全然音痴の歌人とか、北斎もダリもベン・シャーンも理解できぬ歌人とか、万葉と子規以外は念頭にない歌人を信じることも期待することもできません。」(同97ページ)
・管理人さんの歌に、ぼくはロックのシャウトを聞き、たとえば天野さんのイラストの色を見ました。
・これが『玲瓏』の歌なのだなと思いました。
・重ねてありがとうございました。



管理人さまへ。  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月10日(日)12時19分51秒
Remote Host: p066-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・貴重な作品を公開して頂きありがとうございました。
・極彩の幻想絵巻。
・人知れず散っていく、華麗な桜花のような孤独者の悲しみ。
・「見えないもの」という講演を連想。『定型幻視論』(人文書院・昭和47年)所収。
「幻視の世界には一人の証人もいません。ぼくも貴方がたも、一人の傍証も期待できないのです。孤立無援で、自らの幻想を信じ、言葉を唯一の武器としてこれを証言すること、それが幻視者の使命なのです。新聞もウイークリーも、テレビもラジオも、マスコミのあらゆるメディアは、それが強力でであればあるほど、逆にぼくたち個々の心の真実から遠ざかっていくのです。」(98ページ)
・現代の短歌が、ネットというミニコミの世界を得て、花開く現状を予知していたような文章。
・塚本さんの添削からも、色々と教えられることがありました。
・竹本健治さんのファンと聞いてうれしいです。
・彼の愛読者は、いつも思いがけないところにいますね。



楽古堂さまへ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 7月 8日(金)15時13分58秒

いつも丁寧なご投稿をいただきまして、ありがとうございます。拝読させていただきながら、改めて先生の作品について勉強し直しております。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。管理人も竹本健治作品は大好きです!

更新情報:AUTHORに、管理人の玲瓏時代の作品(先生の直筆による添削入り)をアップいたしました。恥をさらすようですが・・・気が向いたら見てやってください・・・。



追悼の記・6  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月 8日(金)11時28分16秒
Remote Host: p079-dnb03yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・第20歌集『献身』(湯川書房・1994年)。
・「不来方」はすべての歌が印象的ですが、ここは「献身」よりの5首。
「鶺鴒の卵の罅(ひび)のあやふさの世紀末まで四万時間」
「秋水に石榴一果(せきりういつくわ) おもほえば歌ひて失うこと言(こと)数知れず」
「風の苧環 イエス殺されたるのちをマリア襤褸(らんる)のごとながらへき」
「煌々とともして葉月われのみの浴槽の深淵に沈まむ」
「献身のきみに殉じて寝(い)ねざりしそのあかつきの眼中(がんちゅう)の血」
・最後の一首、塚本さんとしては例外的に何の技巧もない歌いぶり。
・技巧を弄するゆとりさえなかった、そのときの悲しみのほとばしり。
・政田さんとの関係には、塚本邦雄の伝記を作成する人は、大きな一章を割かなければならないでしょう。
・小生、Amazonに塚本さんの本のレビューを、「楽古堂」「寺田透を読む会代表」(会員一名ですが)等々のペンネームで発表。
・また竹本健治著『トランプ殺人事件』(創元推理文庫・2004年)の解説で、塚本さんの歌を二首引用しました。
・お読み頂ければ幸甚です。



追悼の記・5  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月 4日(月)18時31分46秒
Remote Host: p043-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・『ヨハネ伝偽書』を続けます。
「死を夢みゐたるにあらず 栃の花落つすみやかにかつ緩やかに」
「高熱の左手(ゆんで)炎えつつとどかざるああ崑崙の雪一掴み」
「死は前後左右にひそみ桜桃の百千ひしと夜半の梢に」
「五臓六腑に青水無月の水満てり魔王のごとくわれは歩まむ」
「ぱらりくづれたり紫木蓮いつはりの今の世に生き生き徹(とお)さむず」
・死を押し戻そうとするような苛烈な歌人の意志。
・それを感じさせる五首。



追悼の記・4  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 7月 3日(日)18時12分58秒
Remote Host: p086-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・『ヨハネ伝偽書』(短歌研究社・2002年4月10日 第2刷)。
・実は、今回、初めて読みました。
・例によって、旧漢字が出ません。
・カタカナ書きと新漢字。
・申し訳ありません。

「おそらくはつひに視ざらむみづからの骨ありて「涙骨(オス・ラクリマーレ)」

・2000年2月讀賣新聞発表の「骨」5首より。
・強い感動がありました。
・少し詳しく、感想を書かせていただきます。
・塚本さんの辞世の歌のように思えました。
・「跋」にも引用されています。
・自信作でもあったでしょう。
・岡井隆さんの歌にもありましたが、小生にとっての塚本さんは「視る人」であったと思います。
・初期歌編から、天皇の戦争の虚偽を見抜いていました。
・『水葬物語』は、桑原武夫の『第二芸術論』への明瞭な否定でした。
・日本の左傾化が、見失っていた日本人の魂を『日本人霊歌』において歌い上げていました。
・刻苦勉励の創作の日々が、この人の視力を磨き上げていきました。
・自分の鑑賞眼以外の、いかなる権威にも屈しませんでした。
・明知の人に変身していきました。
・その視力が、頭蓋骨の眼球のすぐ脇にありながら、人間が肉眼では、ついに見ることがないであろう、涙骨を透視しています。
・死後の彼方の時を、見ているといって良いでしょう。
・人間の視力の究極。
・「おそらくは」のやさしさ。
・「ついに視みざらむ」の詠嘆。
・「みづからの骨ありて」の静けさ。
・「os:涙骨」に、この人が生涯、追及してきた「os:オス:雄:牡」さえもが、ちらりと顔を見せています。
・ラクリマーレlaclimaleは、涙laclimaの形容詞。
・レクイエムのラクリモサ涙の日を連想します。
・涙骨は、人間の爪の形に似ていて,それよりも薄い骨とあります。
・当然のことですが、左右一対。
・写真図版では、ミジンコのようにかわいらしく見えます。
・涙で作られた小さな薄い透明の骨。
・『赤光』の歌人、斎藤茂吉の最期の歌として、私たちは次の黄昏の光りの歌を記憶しているでしょう。(記憶で書きます。漢字や文字の相違があるかもしれません。)

いつしかも日がしづみゆきうつせみのわれもおのずからきわまるらしも

・『水葬物語』の歌人、塚本邦雄さんは、この「涙骨」の歌によって歌人としての生涯の円環を見事に完成されたように思いました。
・辞世の歌を準備されていたかもしれませんが、この歌の明るく静かに死を受容する、水葬の調べを、忘れることはできないでしょう。
・長文、失礼しました。



追悼の記・3  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 6月27日(月)18時25分41秒
Remote Host: p062-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・『先生について」の朝日新聞の記事。
・印象に残っています。
・不安に思えました。
・特に「大きな声」という表現。
・塚本さんの健康が、けして良い状態にないということを感じさせられました。
・また読めてうれしいです。
・管理人さんの努力に感謝いたします。
・第15歌集「詩歌変」(1986年・不識書院)。
・老いを主題とする歌5首。
「生はたまゆらの宿りか一陣の秋風が銀桂林をつらぬく」
「青嵐去れり五十を晩年と思ひしばらく後に思はず」
「余寒ゆふぐれあはきひかりにたつわれや魂魄は金箔のたぐひか」
「老衰のかくすさまじく蘭亭序を乱亭序と書きあやまりつ」
「撞着して試論ならざる一日のすわりなおせばはたと立春」
・秀歌を選んでいるという意識はありません。
・三首目は、塚本さんの生涯の名作のひとつだと思いますが。
(「たつ」の漢字が正確に出ません。「たたずむ」という意味の立つです。)
・老いを見つめる目の明るさにひかれます。



更新のお知らせ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 6月25日(土)01時31分31秒

先生の略歴をアップいたしました。「先生について」からご覧ください。
のちほど、著作データベースを含め、内容の更新を予定しております。
短歌新聞社より、先生の遺作「寵歌變」が出版されます。また、短歌新聞今月号にインタビューが掲載されております。
http://www4.ocn.ne.jp/~tanka/



追悼の記・2  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 6月24日(金)09時06分5秒
Remote Host: p053-dnb02yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・歌集『豹変』(花曜社・1984年)を読み返しました。
・十日かかりました。
・塚本さんの短歌は、一首が短編小説のようイメージを喚起します。
・歌集は立ち止まりつつ読むので、時間がかかりますね。
・でも、至福の時間。
・印象に残った五首。
・引用は、略字歴史的仮名遣いです。
・すみません。
「天秤に一茎の芥子 あかつきを叡智いづくの天よりきたる」
「歌のほかの何を遂げたる 割くまでは一塊のかなしみの石榴」
「人刺すすべ教えられつつ少年の日々ありけりけぶりたつ松の花」
「さくら見えざるその夕つ方楚辞さらふこころ湧ききぬ 天に水音」
「感涙にはほど遠かれどきりぎしに勿忘草の青なだれたり」
・植物の小さな命に寄せる、悲しみと慈しみに満ちたまなざし。
・日本画の名品のような色彩の美しさ。
・叡智と詩魂の自然な融合。



残念です  投稿者:淑子  投稿日:2005年 6月22日(水)19時29分50秒
Remote Host: ZT020080.ppp.dion.ne.jp,

はじめまして。
塚本先生が亡くなられてから、塚本先生の短歌を読み始めました。
前衛的な中にも、自然の美しさや人間味あふれている歌に感動しています。
40年も30年も前に詠まれた歌にもかかわらず、現代の苦悩を顕著に表現されており、
感銘を受けております。
まだ少ない作品にしか触れたおりませんが、もっと多くの作品を生み出してほしかったです。
謹んでご冥福をお祈りします。



哀傷  投稿者:ふみを  投稿日:2005年 6月16日(木)02時07分25秒
Remote Host: sttkmt015202.adsl.ppp.infoweb.ne.jp, Time: 1118855245
身に染みてわかる。としか言いようのない言の葉。律動。
前衛でもなく、珍奇でもなく、ただ身体と精神の動きに忠実なリズム、
おきどころ。
折々の支え。夢ではなく、一過の群棲、傾れではなく。



黄金の言葉  投稿者:裸樹庵主  投稿日:2005年 6月15日(水)14時34分7秒
Remote Host: p124.net222.tnc.ne.jp, Time: 1118813647
カッパードギアに佇つ白髪の人は誰れ
黄金の言葉風になびかせ

-紫陽花に降る雨の中ー



追悼  投稿者:満帆  投稿日:2005年 6月14日(火)17時50分18秒
Remote Host: nthygo048243.hygo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp,
初めまして。
今更ながら、産経新聞の「葬送」の記事で塚本邦雄氏の訃報を知りました。去年「玲瓏」の見本と入会案内を送って貰いながら、今まで入会を尻込みをしていたことを悔やみます。謹んで御冥福を御祈り致します。
http://homepage3.nifty.com/jidandalive/mitsuho_1.htm



ご冥福をお祈りします  投稿者:ながつき  投稿日:2005年 6月11日(土)23時41分59秒
Remote Host: p3026-ipad23osakakita.osaka.ocn.ne.jp,

初めて書かせて頂きます。

あまりにも突然の悲報でした。塚本先生のご逝去を知ってから、悲しみの気持ちでいっぱいです。
謹んでお悔やみを申し上げますと共に、心からのご冥福をお祈り致します。



感謝  投稿者:管理人  投稿日:2005年 6月11日(土)23時38分34秒

皆様、書き込みをありがとうございます。拝読しておりましても、今更ながら胸の詰まる思いがいたします・・・。
玲瓏誌上で、拙作にお目を通して頂いたことも、歌会の末席で先生を拝見したことも、今にして思えば夢のようです。
そういえば、先生は、果たして野阿梓氏の著作、「バベルの薫り」はご存知だったのでしょうか(笑)いえ、不謹慎な独り言ですので、忘れてください・・・。

水に卵産む蜻蛉よ われにまだ悪なさむための半生がある



追悼の記  投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日:2005年 6月11日(土)22時06分55秒
Remote Host: p031-dnb11yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp,

・はじめての書き込みです。
・塚本邦雄氏の訃報を新聞で知ってから、ネットでいろいろと検索していました。
・まず、ここにヒットしました。
・塚本氏にファンクラブのような存在があったとは驚きです。
・昭和46年に『星餐図』を購入してから34年間。
・氏の短歌の愛読者でした。
・深い喪失感があります。
・二日間かけて『魔王』を再読していました。
・今回、特に印象に残った5首を引用し、追悼の言葉とかえます。
銀木犀燦燦と零り不惑より九十まで四十三万時間
生前のわれの書斎を訪れきたしか猩々緋の初蝶が
麦とろの鉢の底なる麦三粒死ぬ気なら今すぐにでも、でも
朴の花残んの一つ果ててけりわが全身が老いを拒む
桜桃を百度うたひおのづから転生の機にちかづくらしも
・謹んで、ご冥福をお祈りいたします。



哀悼  投稿者:五十嵐 進  投稿日:2005年 6月11日(土)21時56分0秒
Remote Host: ntfksm054156.fksm.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp,

サンデ-俳句館、短歌公募館で何度も作品に目を留めてくださり、評を下さいました。その評が投稿者を完全に表現者として扱 われる姿勢で、名のある歌人の歌に対するのと何のかわりもありませんでした。いや、もっと情熱的だったかもしれません。心底その評の言葉にはげまされました。それは先生の選に応募した者誰しもの思いだったろうと確信します。拙い「玲瓏」作品への丁寧な先生の書き入れ添削、大事にします。合掌。



哀惜  投稿者:フーゲツのJUN  投稿日:2005年 6月11日(土)01時49分4秒
Remote Host: p0177-ip02higasisibu.tokyo.ocn.ne.jp,

先生の死去の報に、せめてなりと哀惜の念をあらわさせていただきます。
素晴らしい歌人としての現世でした。

「死者の書」と 懐かしきひと めぐりあい うたい競うか 曲水の宴

先生にはかないません。ずっと圧倒されてきました。ボクなりのスタイルで継承します。

中有あり 極彩色の ほとけをば 抱きうつつに 煉獄めぐり
http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/



弔歌  投稿者:波江究一  投稿日:2005年 6月10日(金)16時05分25秒
Remote Host: pc108235.bstream.jp, Time: 1118387125

のぼり来て朴蘂そそりたつ林見晴らしながらおもふ亡きかげ

故人の作に「朴の花絶唱のごと蘂そそりたち」
http://blue.ap.teacup.com/roha/



先生のご逝去に関して  投稿者:管理人  投稿日:2005年 6月10日(金)11時50分0秒

本日の朝刊各誌に於いて、先生のご逝去が報じられました。管理人は、先生の長年のご業績と、闘病生活に、心より哀悼の念を表するとともに、深い感謝をささげます。
皆様のご意見、先生の思い出など、こちらのゲストブックにお寄せください。
なお、管理人は個別のレスは差し控えさせていただきます。



ミラーサーバのお知らせ  投稿者:桃野ななめ  投稿日:2005年 6月 1日(水)15時21分15秒
Remote Host: p6220ee.kyotac00.ap.so-net.ne.jp,

ごぶさたしております。
当世短歌サイト「はかなごと」の桃野ななめでございます。
おかわりございませんか。

ここ一ヶ月ほどサイトにつながらなくなっております。
お世話になっているsupercarのサーバーの調子が悪いのですが、
個人運営のサーバーなので、修理もままならないようです。
そちらの修復は気長に待つことにいたしまして、
このたびミラーサイトをつくりました。

http://www015.upp.so-net.ne.jp/asile/hakanagoto/

上記のところで、しばらくほそぼそとやっていく所存でございます。
またこちらのページからお入りの上、遊びに来てください。

サーバの不調に伴い、メールも届きませんので、
メールをちょうだいします際は、サイトのメールフォームの方までご返信いただきますようお願いします。

ご面倒をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

桃野 ななめ 拝



お知らせ  投稿者:管理人  投稿日:2005年 2月22日(火)15時39分7秒

掲示板を新規に設定いたしました。節度ある投稿をお願いします。
なお、管理人には学校の宿題のお手伝いはできません。